小学校で生きものを飼育するため
近所の子どもたちとザリガニを釣りに行きました。

私が幼い頃は、小川のあちこちにザリガニがいて
よりどり捕獲できたものですが
その日は探してみても、なかなか見つかりませんでした。

そして、20分ほど歩き回ってやっと見つけた1匹。
エサを目の前に置いても、ハサミでつかんでくれないので
網で捕える作戦に変更しました。

ザリガニの背後に網を構え、釣り竿で前から追い込みます。
ザリガニが急バックして、網の中に吸い込まれた時は
子どもたちと一緒に「やったー!」と大喜び。
小ぶりですが、立派なアメリカザリガニです。

そのザリガニは「ザリちゃん」と命名され
学校で子どもたちに飼われています。

「ザリちゃん」に出会った娘は、驚くほどザリガニに興味を
持ちはじめました。
毎晩の食卓ではザリガニの様子が報告され(本当は食事中は
やめて欲しい)、ザリガニの本を図書室から借りてきて
研究に夢中です。

そして昨日、市内に大雨警報が発令され
小学校が休校になりました。

朝食の時に「ザリガニ大丈夫かなぁ」と心配している娘に
私は「水が溢れたら、ザリガニ大脱走のチャンスかも!」と
冗談を言いました。
「ザリちゃんは、逃げないよ」と言う娘に
「両手でピースして逃げるんじゃない?」とザリガニのマネを
すると
娘もすかさず、面白がってザリガニ・ピースのポーズ。
休校の日は「早く食べなさい」と言わずに済むのがいいですね。

その後は、自宅の一室にある仕事場で、ちょこっと勉強した後
「何しようかなぁ」と退屈している娘に
「また、巻物でも作ったら?」と
取り換えサインの出たFAX用紙を渡しました。

すると、それに「ザリガニ大脱走」のお話を書き始めました。
そして、用紙にちゃら書きして、あっと言う間にお話ができると
今度は絵を描いて、紙芝居に編集していました。

出来上がったお話の概要は
洪水になって学校から逃げ出した「ザリちゃん」が
カエルやサギに出会って、食べられそうになったり
車にひかれそうになって冒険したあと
わが家に帰ってきて、娘に保護されるという物語でした。

特に私が気に入ったシーンは
「大きなサギに出会ったザリちゃんは、目を真ん丸くしました」
という一節でした。

大雨警報で学校がお休みになり
「小さな命がくれる、大きなもの」を実感した一日でした。


ザリガニ絵巻