「アイデアは考えるな。」- 楽育の本棚〜
柳澤 大輔 (著)

「アイデアは考えるな。」

ユニークなWebサービスを次々に生み出す「面白法人カヤック」の代表取締役 柳澤 大輔氏による、アイデアをたくさん出すためのノウハウ本です。

【楽育】では、子どもが何かをアウトプットする際に「質よりも量」を重視しています。
しかし、娘が小学校に入学してからは「もう少し質にこだわった方が良いのでは?」と悩むこともしばしばです。

国語の教科書で「ふきのとう」の物語を勉強した時のことです。
「春がやってきて、ふきのとう、竹やぶ、太陽、風、雪は、どんな気持ちだったかを書きなさい」という問題がありました。
娘はいろいろ考えて、たくさんの文を書いたのですが、文字が汚いために先生に赤ペンで直された箇所が目立ちました。

わが家で考えをアウトプットする際、【楽育】ではスピード重視、数量重視です。
「とにかく発想したことを忘れないうちに次々に書きなぐれ」と教えています。

ところが、学校では「内容はよく考えて、文字はきれいに正確に書きましょう」と指導されているようです。

学校と家庭のダブル・スタンダードに、娘は戸惑っているようでした。

赤ペンで直されたプリントを目の当たりにした私は、さすがに「もう少し学校よりに指導した方が子どものためなのかな?」と思い始めました。

そんな時に手にしたのが、この「アイデアは考えるな。」という本でした。

頁を開くと《アイデアは「質」よりも「量」》《ピカソの生涯作品は2万点以上、バッハは週に1つ作曲した》《アイデアをたくさん出そうとするからこそ、すごいアイデアが出てくる》など
カタにはまらず、楽しみながら数多く発想することの素晴らしさが紹介されていました。

まずは「乗っかること」(ポジティブに楽しむこと)が最も大事であるという著者の勢いにすっかり励まされ、思い直しました。

「やっぱり家は家、学校は学校でいいよね」。

アイデアは考えるな。(日経BP社)