「虫捕る子だけが生き残る」
~「脳化社会」の子どもたちに未来はあるのか
養老 孟司 (著), 池田 清彦 (著), 奥本 大三郎 (著)

虫捕る子だけが生き残る

「バカの壁」の著者で解剖学者の養老氏、生物学者の池田氏、「ファーブル昆虫記」訳者の奥本氏の3人による対談です。

私が子どもの頃には、毎日のように虫捕り、魚釣りをしていたものですが
最近では、あみとカゴを手に虫捕りをしている子どもは、めったに見られなくなりました。

ある日私が、虫を飼育している子どもにケースの中を見せてもらうと
それは異様に大きな外国のカブトムシでした。
「これ、どうしたの?」と聞いてみると
「歯医者さんでもらった」のだとか。

生き物を飼うことは、もちろん大切ですが
この本ではもう一歩踏み込んで
「虫も殺さぬ子が、人を殺す」「虫の世界から見た環境論」など
子どもが虫捕りをすることの大切さについて書かれています。

《ピクピクしている虫を持った時の、あの感覚が大事》
《虫をつかむときは加減がいる》

というところを読んで、虫に何度触れても慣れることがない
ゾクッとした感触を思い出しました。

また
《一頭、二頭のときはものすごく敏捷で、敏感でね。人が近寄っただけで気配を察して逃げる昆虫が、集団でいると全然逃げなくなる。本当に不思議ですよね》
の部分を読んで、学校でのいじめを連想し、人と同じであることに安心する危うさを感じました。

私が共感したのは
また、自然の中で思う存分に遊ぶことで、数値化できない「カンのよさ」を磨くことができ
《知的な作業においては最大の武器になる》
というところ。

【楽育】では、コンピュータにできない力を子どもが身につけることを、
ひとつの目標にしています。
コンピュータには「カンのよい」仕事を行なうことができません。

そこで
「今年の夏は、子どもといっぱい虫捕りに出かけるぞ!」と
楽しみが増えました。

虫捕る子だけが生き残る~「脳化社会」の子どもたちに未来はあるのか~ (小学館101新書)

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