中学受験、親にできる100のこと。~

漢字を色で

子どもが受験する中学の国語の入試問題では、漢字の読み書きが毎年10問ほど出題されている。
出題数が全部で30問中の10問なので、得点の比率は結構高そうだ。
そこで、漢字の勉強には力を入れているのだが、残念ながら思うようにはかどっていない。
小学4年生〜5年生の頃に学校で習った時には、しっかり覚えていたのだが、時間の経過とともに忘れてしまったらしい。

娘の漢字の勉強方法を見ると、漢字ドリルを見ながらひたすら文字をノートに書き写していた。
漢字の意味などを考えず、機械的に書いて覚えているという印象だった。
どうやら漢字の練習をしている時は、脳の働きを低速回転に抑えているようだ。
これでは短期間のうちは漢字を覚えていても時間の経過とともに忘れてしまうのも仕方がない。

そこで、まず試してみたのが
同じ漢字を連続して練習するのではなく、1回毎に違う漢字を書くことを繰り返す。
という方法だった。
1回毎に違う漢字を練習にすることによって、脳に刺激を与えて記憶に残るのではないかと考えた。

しかし、この方法には欠点があった。
時間がかかるのだ。

1度に5回続けて漢字を書く場合はドリルを見るのは1回で済むのだが、1回づつを5回繰り返す方法では、ドリルを5回見なければならない。
「5倍も見れば、それだけ覚えられるから良いだろう」と親としては思うのだが、「漢字の宿題にそこまで時間をかけていられない」というのが娘の言い分で、本音は「ちゃっちゃと済ましてしまいたい」らしい。

次に行ったのが
よみがなを声に出しながら漢字の練習する
という方法だった。
発声しながら漢字を覚えることで、記憶に残ることが期待された。
しかし、この方法も面倒くさがりの娘には合っていなかったようだ。

「何か楽しみながら漢字を覚える方法はないものか?」
娘の好きなものや性格について考えてみた。

  • 文具が好き(筆箱がパンパンになるくらい入れている)
  • 絵を描くのが好き
  • カラフルなのが好き
  • 飽きっぽい

「そうだ!お絵かきするように、漢字を練習させてみはどうだろう?」

早速、試してみることにした。

    用意するもの

  • A3用紙(八つ切り画用紙の代わり)
  • 10色のカラーペン
    練習のルール

  • 好きな色で書く
  • 好きな場所に書く
  • 字に大小をつける
  • 縦書き、横書きOK
  • 声に出しながら書く

前に「記憶に残る暗記方法」の頁で、「私たち大人は豊富な実体験の中から記憶にリンクさせて物事を覚えているようだが、子どもはそうではないらしい」と書いた。
そこで、今回は色を記憶のリンクに利用できないかと考えた。

色には人それぞれのイメージがある。
例えば私の場合、赤色はおめでたいイメージ、青色は海や空など清々しいイメージ、緑は山や木々など自然のイメージというように関連付けることができる。
子どもの場合は少し難しいかもしれないが、言葉によって色を選ぶように意識することで、何度も書くうちにイメージがつくられていくように思う。

A3用紙にカラーペンで漢字の練習のメリットは、以下のようなものだった。

 色を使うことで、飽きずに取り組める。

 白地をカラフルに埋める作業が楽しい。

 サインペンで大きく書くと、書き心地がいい。

 後で見直すのが苦にならない。

練習の成果について。
2回目の漢字テストでは、ノートに書いて覚えるよりは明らかに正答率が高かった。
しかし、まだ覚えきれていない漢字もあるため、難しいと感じたら用紙に書く回数を増やすように指導しようと思う。




  中学受験、親にできる100のこと。