中学受験、親にできる100のこと。~

ホワイトボード

受験に関する本には、「幼い子は、中学受験に向かない」などとと書かれていることが多い。
「幼い子」というのは精神年齢が低い子、幼稚な子とも言える。
一般的に勉強ができる子は大人びたイメージであるから、対照的に幼い子どもに「勉強できない」烙印を押されるのも仕方がないかもしれない。
しかし、私が思うところ「勉強できない」というよりも「集中できない」という面が大きいようだ。

    小学校の高学年で日常生活において

  • 「そんな、幼稚な遊びが好きなの?」
  • 「そんなこともできないの?」
  • 「そんなことが分からないの?」
  • 「そんな、当たり前のことを聞くの?」
  • 「親に甘えすぎじゃないの?」

と疑問に思うことが多くあれば、その子は「幼い」と言えるかもしれない。

うちの子がまさに、このタイプである。
さらに言えば、勉強に対する知的好奇心がほとんどない。

勉強内容に興味が持てないことは、受験において致命的である。
自分にとって「意味のないこと」「興味がないこと」は覚えても、すぐに忘れてしまうからだ。

今まで中学受験の勉強を1年半も続けてきたが
「この子に受験は早いのでは?」「きっと中学受験に向いていない」と
思うことが数えきれないほどあった。

「自分に合わないことを無理にしても、良い結果にならない。中学受験をパスして地元の公立中学に通っても、高校受験でチャレンジできる。今は自分のやりたいことを好きなだけやった方がいいかもしれないよ」
と中学受験を回避するように説得したこともあるが
その度に本人から「絶対、◯◯中に入る!」と拒絶され
「それなら一緒に頑張ろうか」と気を取り直してやってきた。

我が家の受験勉強は、娘の「幼さ」との戦いでもある。

しかし、受験を半年後に控えた今、「幼さ」を味方にする方法はないかと模索をはじめた。

その第一弾が
ホワイトボードを使ったアウトプット学習法だ。

受験の勉強法、学習法に関する書籍には、インプット(覚えること)だけでなく、アウトプット(表現すること)の有効性が書かれているものが多くある。

アウトプットするためには、頭の中で物事を整理しなければならない。
整理する段階で、自分のものになる = 記憶に残る
と言われている。
また、学んだことをアウトプットするのに「分かったつもり」は通用しない。きちんと理解していなければ、人に説明することは困難だ。

ビジネスにおいても、人に教えることで自分自身が学習効果を高めることができるLite(Learning in teaching)という思考法は有名である。

そこで、以下のような娘の特性を考えて、アウトプットの学習に「ホワイトボード」を使うことにした。

  • おしゃべりが好き
  • ごっこ遊びが好き
  • 落書きが好き

(1)まとめとしての活用

受験勉強の学習では要点(ポイント)を押さえることが大切だが、テキストや問題集で学習しても何が要点であるかが不明瞭であることが多い。
そこで、子どもに学習のまとめをノートにさせたうえで、さらにその中でも大切な箇所をホワイトボードに書いて発表させてみた。
やってみると、先生になった気分でイキイキとアウトプットを楽しんでくれた。親が生徒になって質問すると、喜んで答えてくれる。
辞書やテキストで調べることも、発表のためなら億劫ではなさそうだ。

(2)作図対策として活用

志望校の理科の入試テストでは、作図問題が年々増えている。そこで、親がホワイトボードにひな形の問題を書いておき、子どもが図やグラフを完成させる簡易テストも行っている。

子どもはホワイトボードを使用しての勉強が楽しみなようだ。
楽しみながら学ぶことも、記憶への定着に有効かもしれない。




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