中学受験、親にできる100のこと。~

オープンスクール

オープンスクールとは

先日、中学受験予定の志望校のオープンスクールに親子3人で参加した。
オープンスクールとは学校が主催する見学会で、校内の施設、授業、部活動など日常の様子を見学することができるものだ。
娘の志望校では、6月、7月、8月と年に3回オープンスクールが催され、昨年(小学校5年生時)に続いて2回目の参加となった。

2回目のオープンスクールに参加してみて良かったことが2つある。

(1)実際の授業の様子を見学することができた。(前回はできなかった)

(2)中学受験のための最新情報が入手できた。

オープンスクールの服装と参加者

前回は私服での参加者が約5割ほどだったので、今回も私服で参加することにした。
今年度はじめてのオープンスクールということもあってか、今回は学校の制服で参加する児童がやや私服より多いように感じた。
私服ではあるが、きちんとした身なりを心がけ、娘は飾りの少ないワンピースで参加した。
参加している親子で、特に目を引くような派手な服装の人はいなかった。

参加者は、母子2人で参加している人が大半だった。父母子どもの3人、父子2人、兄弟姉妹や友人と一緒に来ている人もいた。

オープンスクールの内容

    当日の概要

  • 9時30分~受付(予約は必要なかった)
  • 9時40分頃~自由見学。校内を自由に歩いて各教室を見学。
  • 10時半~校長挨拶、学校説明(ビデオ上映)
  • 11時~入試内容説明
  • 11時40分 終了(希望者には個別相談あり)

志望校のオープンスクールに参加する時は、何を見たいのか、何を知りたいのかという具体的な目的意識を持って参加するのがいい。
そのためには、事前の情報収集は欠かせない。
学校案内のパンフレットは、オープンスクールに参加した時に配布されるが、事前に手に入れて一読してから参加することをお勧めする。
私の場合は約1年前の娘が小学5年生の時に資料請求していたので、今年の資料と比較検討することができた。
昨年の資料と今年の資料を比較することで、次のようなことが分かる。

  • 出題範囲の違い
  • 出願者数の増減
  • 合格者数の増減
  • 平均点の推移
  • 合格基準点の推移

私が最も気になったのは、昨年の受験では一昨年と比較して各教科の平均点が10点~20点マイナスになっている点だった。
入試内容説明で担当教員の話を聞いた時に「昨年の問題は難しすぎた」という反省があった。
そのことから、今年の入試問題は昨年ほどの難問が出題されない可能性が高いように思えた。また、簡単な問題も難問も配点は同じである事から、改めて基礎・標準問題の正答率を上げる必要性を感じた。

オープンスクールのチェックポイント

 学校までのアクセス(実際の所要時間、電車やバスの乗り継ぎ)
 学校周辺の環境
 学校の施設・広さ
 学校の雰囲気
 生徒の身だしなみや態度
 教員の身だしなみや態度
 参加者と父母

自由見学の感想

校内を自由に歩きまわって授業を見学できるスタイルだった。受付で地図を渡されて見ながら、各教室を見学した。
教室の見学では、学校の雰囲気がよく分かった。

    施設のチェックポイント

  • 広さ
  • 清潔感
  • 新しさ
  • 快適性
  • トイレ

全体的に清潔で手入れが行き届いていた。黒板は隅々までキレイに消してあり、きちんとした印象だった。英語の授業ではプロジェクターを用いて授業が行われていたが、理科室のテレビは未だにブラウン管TVだったのは少々古さを感じた。

    生徒と教員のチェックポイント

  • 服装
  • 授業態度
  • 持ち物
  • 整理整頓
  • クラスの人数

小学校でよく見る雑然とした雰囲気とは対照的に、皆が静かに集中して授業を受けていた。服装や持ち物に目立つところはなく、教室外で授業を受けているクラスでも机の上が散らかっているということはなかった。教師も大きな声でハキハキと授業をリードするというよりは、落ち着いた印象の人が多かった。

生徒と教員のほかに、オープンスクールに参加している親子の様子を観察するのも面白い。
校内での様子はもちろん、帰りのバスや電車の中では緊張が解けてるようだ。友だちどうしでは分かりにくいが、親子のやりとりを見れば、その子がどんな子なのか一目瞭然で分かる。

入試内容説明の感想

昨年度の試験問題が配布され、書店で市販される前に最新の過去問が手に入った。
また、各教科の入試問題担当者から詳細な説明があり、どの問題にどのような間違いが多かったのかを具体的に教えてくれた。
さらに、最大の収穫は今年の中学受験の入試問題のヒントとアドバイスをくれたことだった。過去問の傾向を頭に入れておくと、より多くのヒントを得ることができるだろう。

国語

大問は3つで漢字、物語文、説明文とあり、接続詞や擬態語、指示語を学習しておくように言われた。
「四字熟語」や「ことわざ」でなく「擬態語」であるところが面白い。
また、説明文は新聞記事からの出題の可能性が強調されていた。
「出題者が若い女性なので過去問の物語文は青春小説が多いのか」と妙に納得した。もし、facebookユーザならば好きな本や興味のあるニュースの傾向が分かる可能性がある。

算数

教科書の◯ページ〜◯ページまでをしっかり復習しておくよう、具体的に教えてくれたのは驚きだった。
昨年の正解率の低かった「ひっかけ問題」では、自らトラップの種明かしをしてくれた。
出題者は若い女性で、ストレートでさっぱりしたもの言いのとおり、ひねった問題よりも基本を重視した問題を好む傾向があるようだった。

理科

理科の問題は年々難しくなっているようだ。最新の過去問でも応用力を問われる内容が多いように感じた。
今年の受験問題対策では「台風」「昆虫」が強調されていたように思う。
また、グラフの作成問題や作図は必ず出題することを教えてくれた。
出題者はベテランの男性で、受験生に「問題解決力」を求めているようだ。
帰宅してから志望校のホームページでサイト内検索をかけると、出題者が作成した本年度の中1の授業予定「シラバス」がヒットした。シラバスには、目標、学習内容、学習のねらい等が詳細に書かれており、大いに参考になりそうだ。

今回のオープンスクールに参加してみて
子どもは志望校への憧れが強くなったようだ。中学受験の勉強にも集中できればいいと思う。
親にとっては、大いに受験対策の参考になった。
長文読解対策に新聞を活用することを決め、理科は意識的して作図をするように心がけ、グラフ作成専用の問題集を購入して取り組むことにした。

オープンスクールに参加してみて
「実感することが何よりも大事」「情報収集は戦略の基本」であると
改めて思った。




  中学受験、親にできる100のこと。