中学受験、親にできる100のこと。~

マネージャー

娘の中学受験を決めたのは、小学校4年の秋ごろのことだった。
志望校が中堅校であったために、当初は両親共に
「塾に通わせなくても大丈夫だろう」と思っていた。

受験科目は国、算、理の3教科だったので、父親が国語と理科を、母親が算数を担当することにした。

両親で過去問を分析し、受験までの長期計画表をつくり、必要な問題集を買い揃えた。
「小学校時代に子どもがやりたいことをやりながら、受験もすればいい」と
比較的ゆったりした雰囲気で、私たちの受験勉強はスタートした。

そうして1年が過ぎ、小学5年の秋にテレビCMでもおなじみの四谷大塚「全国統一小学生テスト」を受けてみることにした。
結果よりも試験に慣れるというのが第一の目標で結果は2の次のはずだった。

ところが試験の結果を見て、唖然とせざる得なかった。
国語は4割、算数に至っては2割ほどの正解率だったのだ。

「娘が志望する学校の受験問題は、学校で習ったことをベースにした基礎的な問題が多く、明らかに内容が違うと言っても、これは余りにひどくないか?」

チャレンジ(ベネッセ)の実力診断テストでは、平均で90点は取れており、上位3分の1に入っていたので安心していたが、この試験結果に、中学受験の世界を痛感させられてしまった。

娘の志望校では、県内の難関校に惜しくも入れずに入学する子も多いようだ。
私立ではよく学力の均質なところがメリットとして挙げられるが、それは選択肢が多彩な都市部の
話しであり、難関校と中堅校しか選択肢がない地方においては、学力が均質にならないと言えそうだ。

「今までは志望校に合格すれば良いと思っていたが、それだけでは不十分だ。入学後、すぐに落ちこぼれるかもしれない…」。

私たちは受験の目標を「合格」から「平均点70点以上で合格」に変更した。

そして、このまま家庭学習だけを続けていて、苦手な算数では70点をとるのは難しいと実感し、小5の冬から塾に通うことになった。

娘が帰宅してから、塾で教わったことを復習も兼ねて両親で聞いてみると

「なるほど、こういう解き方があるのか?」
「そうか、こうすれば簡単にできるのか!」
と驚くことばかりだった。

そして
私たち両親は、近道を知らずに子供に遠回を教えていたことを大いに反省した。

それからは家庭での「先生」を返上して、マネージャーに徹することにした。

マネージャーの役割には、主に次のようなものがある。

1.全体のスケジュールを管理する。
2.子どもの実力(理解度)を見極める。
3.優先事項を決める。
4.勉強しやすい環境を整える。
5.塾の先生と連絡を取り合う。

全体のスケジュールの中で、今何を勉強すべきかを決めて、週のはじめに
「週間予定」を作成して子どもに課題を与え、受験勉強が円滑に進むように手を貸し
塾の先生と情報を共有することに力を注いでいる。




  中学受験、親にできる100のこと。