子どもが描いた宇宙

プラネタリウムで星について学び、自分で宇宙を絵を完成させるアートイベントに子どもが参加しました。
最初に真っ黒な紙の上に糊をつけて銀箔を落として星を作ります。
その後で、粉を振りかけたりスポンジで色つけをして、自分だけの「宇宙」を完成させます。

銀箔を落とすところまでは「宇宙」だと分かったのですが、娘がたっぷり粉をふりかけたり、たっぷり色を付けていくうちに星が次々と消えていきました。
その様子を見て
「やりすぎだよ!」とか「よく考えて」などと何度も口に出しそうになりましたが、持参した本で自分の気をそらし、どうにか終了まで見て見ぬふりができました。

新社会人になら仕事で「着地点を見据えてスタートすべき」と助言するのですが、小学校低学年が描く絵は、着地点が分からないまま自由の発想のままを手を動かして、失敗するのもいいかなと思います。

ところが講師の皆様や他の保護者は「個性的」「迫力がある」と、あまりにベタ褒めするので、終わった後で私から「ちょっとやり過ぎて宇宙だと分からなくなったね」と言いました。

すると娘は、皆から誉められて自信たっぷりに「誰だって、これが宇宙と分かるよ!」と言い張るので、親子でちょっとした賭けをする事にしました。

会場を出て見知らぬ人に絵を見せて、何の絵かを当ててもらうことにしたのです。
「宇宙」と分かれば娘の勝ちで、その他の答えが出たら、私の勝ち。

そこで食堂に入ると、注文を取りに来たおばちゃんに何を描いているのかを尋ねてみました。
すると、しばらく悩んで首をひねりながら「花火?」と答えたのでした。