お雛さまへの手紙


桃の節句も終わり、雛人形を片づけようと準備をしていた時のことです。
お雛さまの横に手紙が置かれていることに気がつきました。
中を開くと、それは娘からお雛さまへ宛てた手紙でした。

「おひなさまへ。
このまえから出てきてくれてありがとう。
わたしとかぞくのけんこうをずっと
まもってね。
ありがとうございました」。

娘にとってのお雛さまは、アラジンの魔法のランプから飛び出して
願いをかなえてくれる「ジーニー」のような存在なのでしょうか。

私たちがお雛さまを出す時に、「雛人形は、病気や事故など悪い出来事から守ってくれる」と話をしたのを覚えていたようです。

自分のことだけでなく、家族みんなの健康を願ってくれたことを嬉しく思いました。
ふと、ひな人形を娘に買ってくれた義父のことを思い出しました。
義父は病気で他界するまで、孫娘のことをとても可愛がってくれていました。

家族3人で雛人形の片づけをする際に、
娘からの手紙も一緒にお雛さまの箱にしまいました。

「ありがとうございました」。