親子で「マインドマップ」- 楽育の本棚〜

Filed Under (楽育の本棚) by 秋月 秀一 on 06-06-2010

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親子でマインドマップ

7歳の娘と一緒に毎日1つを目標に「マインドマップ」づくりを始めて約1年が経ちました。実際には週に1回くらいは出来ないことがあるので、週6日をめどに行ってきました。

「マインドマップ」づくりのきっかけは、トニー・ブザン氏の本を読んだことでした。
最初は私の仕事に役立てるつもりでいたのですが、子供向けの本があることを知り、購入することにしました。

「マインドマップ」関連の本は何冊か読みましたが、
トニー・ブザン著『「マインドマップ」(R)for kids勉強が楽しくなるノート術』は、「マインドマップ」について大変分かりやすく書かれており、子どもと気軽に始めることができました。

【楽育】でつくる「マインドマップ」は、主に次のようなものです。

※漢字
小学校で習う漢字1文字を選んで円の中心に書き、その文字から自由に発想を広げてきます。
「子」という漢字から発想

※本の内容
絵本を読んで、いつ、どこで、だれが、どうした、どうなった、感想など。
読書感想文

※イベントの感想
イベントに参加した感想や、舞台鑑賞の内容と感想など。
夏休みのまとめ

※計画
旅行計画や夏休みにしたい目標など。

※その他
作文や日記の下書きなど、なにかを考えるときはマップを下書きにします。

「マインドマップ」づくりは、子どもに発想の主導権を与えて親子でアイデアを出し合いながら行います。
子どもだけに作らせるようなことはせず、親も手を動かして同じものを作ることが大事だと思います。
「マインドマップ」が完成したら、声に出して発表します。
よく考えがまとまっていないところでは、必ず発表に詰まるので、すぐに弱点が分かります。

「マインドマップ」づくりを、1年間やってみた感想ですが
それなりに成果が見られます。
たとえば、
長い文を作る時や自分の考えをまとめたい時、最初は「下書きなんてめんどくさいな」という感じでしたが、
最近ではマップを作ってから文を書くことが近道であることに気づいたようです。

ただし、ちょっと困ったこともあります。
たとえば、国語のテストで答えを考えすぎてしまうことです。
文を読んで「○○は、どう思いましたか?」という問い対して答えは簡潔に1つでいいのに、大きく枠をはみ出して3つくらい書いて、先生に注意されることがよくあります。
こちらは、学校の勉強のやり方に慣れるように、一方で発想力を失わずに済むように努力中です。

「マインドマップ」をはじめて、良かったのはむしろ父親の私かもしれません。
今まで箇条書きで考えていた企画などの仕事が、「マインドマップ」にすることで考えがまとまるのが早くなりました。
今では何かを考える時に、無意識のうちにマップのようなものを白紙に作っています。
そのように出来るのも、娘と一緒に毎日続けてきたおかげです。

ビジネスにおいても、アイデアの抽出したり、考えをまとめたり、何かを記憶するのに「マインドマップ」は有効です。

松宮 義仁著『A6ノートで思考を地図化しなさい 「マインドマップ」を超える超簡単ノート術「シンプルマッピング」』では、『マインドマップ」を使うことで、それまで1週間かかっていた企画書が、30分で書けるようになった』といいます。

シンプルマッピングは文字通り、「マインドマップ」をシンプルにしたものです。
「学習」「目標設定」「マーケティング」「問題解決」の、4つの領域でアイデアを産み出し、発想をまとめます。

本には『デザインにこだわるより、とにかく書くことが大事』と書かれていました。

これには、私も思い当たることがあります。
子どもが色を使って丁寧に「マインドマップ」書いていると、どんな色を使うかや、きれいに形を書くところへ意識が行ってしまい、思考が中断されてしまうのです。
それでは、良いアイデアを次々に出すのに妨げとなってしまいます。

最近は「マインドマップ」を書くのが雑になってきた感がありますが、多少のことは目をつぶることにしています。
綺麗に完成させるのが目的なのではなく、「マインドマップ」は、あくまで下書きにすぎないのですから。

→|「マインドマップ」(R)for kids勉強が楽しくなるノート術

→|たった100円で願望実現! A6ノートで思考を地図化しなさい 「マインドマップ」を超える超簡単ノート術「シンプルマッピング」

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「深谷式辞書・図鑑活用術」- 楽育の本棚〜

Filed Under (楽育の本棚) by 秋月 秀一 on 22-05-2010

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深谷式辞書・図鑑活用術


「深谷式辞書・図鑑活用術」は、立命館小学校の校長で「辞書引き学習法」を実践する深谷圭助氏の著書です。

《辞書引き学習法の真の目的は、子どもに「自主学習力」を身につけさせることにある》そうです。
娘が幼稚園の年長の時に「辞書引き学習法」を知り、わが家の家庭学習メニューに入りました。
辞書で1語引いて付箋を貼ることを毎日行っています。
最初の頃は、辞書に書いてあることを読むのにも苦労し、読んでも意味がさっぱり分かりませんでした。しかし、そんなことは気にしません。
語句の意味を覚えさせることが目的なのではなく、検索することを習慣にすることが私の目的です。

現在では約1年半が経過し、辞書引きのスピードも大幅にアップしました。
「一発ででた!」と娘が喜ぶこともあります。
いっぱいになった付箋で時々、頬ずりして喜んでます。
本人曰く「学校へ持っていくときも絶対に外さない」のだとか。

「深谷式辞書・図鑑活用術」では、《学ぶことの楽しさを身につけることが大切である》と書かれていますが、娘はまだそこまではいってないようです。
しかし、分からない語句を娘から聞かれた時に私が「辞書で調べてみた?」と聞くと、面倒くさがることもなく、さっと辞書を取り出して調べています。

辞書にないものは図鑑、図鑑になければネットで調べるのですが、youtubeの動画に慣れると「最初からネットで見せて」と言うこともあります。

「深谷式辞書・図鑑活用術」では、辞書選びのポイントから、付箋のルール、辞書の引き方などのほか、
漢字辞典の使い方、図鑑尾の見方なども紹介されています。
また、辞書引きを楽しめるゲームもあるので、今度やってみようと思います。

私の反省は、家庭学習メニューで1日1語としているので、事務的に引いており、時間の都合で1語で終わりになっしまいがちなところです。
「深谷式 辞書図鑑活用術」を読んで、ゆっくりと時間をとって、辞書で遊ぶような工夫も必要だなと思いました。


深谷式辞書・図鑑活用術 (教育単行本)


辞書引き学習法

「アイデアは考えるな。」- 楽育の本棚〜

Filed Under (楽育の本棚) by 秋月 秀一 on 15-05-2010

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「アイデアは考えるな。」- 楽育の本棚〜
柳澤 大輔 (著)

「アイデアは考えるな。」

ユニークなWebサービスを次々に生み出す「面白法人カヤック」の代表取締役 柳澤 大輔氏による、アイデアをたくさん出すためのノウハウ本です。

【楽育】では、子どもが何かをアウトプットする際に「質よりも量」を重視しています。
しかし、娘が小学校に入学してからは「もう少し質にこだわった方が良いのでは?」と悩むこともしばしばです。

国語の教科書で「ふきのとう」の物語を勉強した時のことです。
「春がやってきて、ふきのとう、竹やぶ、太陽、風、雪は、どんな気持ちだったかを書きなさい」という問題がありました。
娘はいろいろ考えて、たくさんの文を書いたのですが、文字が汚いために先生に赤ペンで直された箇所が目立ちました。

わが家で考えをアウトプットする際、【楽育】ではスピード重視、数量重視です。
「とにかく発想したことを忘れないうちに次々に書きなぐれ」と教えています。

ところが、学校では「内容はよく考えて、文字はきれいに正確に書きましょう」と指導されているようです。

学校と家庭のダブル・スタンダードに、娘は戸惑っているようでした。

赤ペンで直されたプリントを目の当たりにした私は、さすがに「もう少し学校よりに指導した方が子どものためなのかな?」と思い始めました。

そんな時に手にしたのが、この「アイデアは考えるな。」という本でした。

頁を開くと《アイデアは「質」よりも「量」》《ピカソの生涯作品は2万点以上、バッハは週に1つ作曲した》《アイデアをたくさん出そうとするからこそ、すごいアイデアが出てくる》など
カタにはまらず、楽しみながら数多く発想することの素晴らしさが紹介されていました。

まずは「乗っかること」(ポジティブに楽しむこと)が最も大事であるという著者の勢いにすっかり励まされ、思い直しました。

「やっぱり家は家、学校は学校でいいよね」。

アイデアは考えるな。(日経BP社)

「虫捕る子だけが生き残る」- 楽育の本棚〜

Filed Under (楽育の本棚) by 秋月 秀一 on 14-04-2010


「虫捕る子だけが生き残る」
~「脳化社会」の子どもたちに未来はあるのか
養老 孟司 (著), 池田 清彦 (著), 奥本 大三郎 (著)

虫捕る子だけが生き残る

「バカの壁」の著者で解剖学者の養老氏、生物学者の池田氏、「ファーブル昆虫記」訳者の奥本氏の3人による対談です。

私が子どもの頃には、毎日のように虫捕り、魚釣りをしていたものですが
最近では、あみとカゴを手に虫捕りをしている子どもは、めったに見られなくなりました。

ある日私が、虫を飼育している子どもにケースの中を見せてもらうと
それは異様に大きな外国のカブトムシでした。
「これ、どうしたの?」と聞いてみると
「歯医者さんでもらった」のだとか。

生き物を飼うことは、もちろん大切ですが
この本ではもう一歩踏み込んで
「虫も殺さぬ子が、人を殺す」「虫の世界から見た環境論」など
子どもが虫捕りをすることの大切さについて書かれています。

《ピクピクしている虫を持った時の、あの感覚が大事》
《虫をつかむときは加減がいる》

というところを読んで、虫に何度触れても慣れることがない
ゾクッとした感触を思い出しました。

また
《一頭、二頭のときはものすごく敏捷で、敏感でね。人が近寄っただけで気配を察して逃げる昆虫が、集団でいると全然逃げなくなる。本当に不思議ですよね》
の部分を読んで、学校でのいじめを連想し、人と同じであることに安心する危うさを感じました。

私が共感したのは
また、自然の中で思う存分に遊ぶことで、数値化できない「カンのよさ」を磨くことができ
《知的な作業においては最大の武器になる》
というところ。

【楽育】では、コンピュータにできない力を子どもが身につけることを、
ひとつの目標にしています。
コンピュータには「カンのよい」仕事を行なうことができません。

そこで
「今年の夏は、子どもといっぱい虫捕りに出かけるぞ!」と
楽しみが増えました。

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虫捕る子だけが生き残る~「脳化社会」の子どもたちに未来はあるのか~ (小学館101新書)

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